NFTアートってどうやって作るの?
販売の方法は?
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
・NFTアートの作り方を紹介
・NFTアートの販売方法を紹介
・NFTアートの宣伝方法を紹介
本記事の信頼性
私はサラリーマンでありながら NFT アートを作成し販売してます。
販売中の私の NFT はこちら(Opensesに飛びます)
「NFT を作る」と聞くと、なんかハードル高そうですがそんなこと一切ありません。
何か新しいことに挑戦してみたいなと思っている方はこの記事を読んで一緒にNFT販売をやってみましょう。
NFT とは?
「NFTって何?」という人はまず下記記事から読んで下さい。
NFT アートの作り方
それでは NFT アートの作り方について紹介します。
アプリや専用ソフトで絵を書く
NFTってなんか難しそうなイメージですが、絵(イラスト)であれば何でもNFT化することができます。
日頃使っているお絵描きアプリや、メモ帳、無料アプリなど、絵が書けるものであれば何でもOKです。
例えば下記は Canva でサラッと書いた絵です。
絵のクオリティは一旦無視して、これを NFT 化することもできます。
NFT の人気マーケットプレイスである Opensea では下記種類のデータであれば NFT 化が可能です。
種類:Image(写真・画像)、Video(動画)、Audio(音楽)、3D Model
拡張子:JPG, PNG, GIF, SVG, MP4, WEBM, MP3, WAV, OGG, GLB, GLTF
サイズ:100MB以下
なので、先程の手書きの絵を 、
JPG で PC もしくはスマホ内に保存 → Opensea 上にアップロード
それだけでOKです。
めちゃくちゃ簡単ですよね。
今回は Canva で紹介しましたが、あなたが日頃使っているソフトやアプリであれば何でも大丈夫です。
オススメのアプリ、ソフト3選
ここでは初心者にオススメのアプリ・ソフトを紹介します。
8bit painter(無料)
無料で使えるドット絵作成アプリです。スマホ、タブレットのみ対応でiPhone、Androidに対応。
私の作品もこのアプリで作成しました。iPhone で作りましたが問題なく使えたので、初めての方はここからスタートがオススメです。
ダウンロードはこちら。(無料です)
Ibis Paint X(無料版あり)
スマホ、タブレットは無料版あり。有料版は1,220円の買い切りで広告が表示されなくなり、使える機能が増えます。
Windows版もありますが、無料は1日1時間のみ。有料版は2,350円(税込)となっています。
アイビスペイントのスマートフォン/タブレット版は、2021年12月にシリーズ累計2億ダウンロードを達成したのち、わずか半年後の2022年6月時点にはシリーズ累計2億5000万ダウンロードを突破、非常に多くのユーザーが使用しています。
一度無料版で試してみるのがオススメです。公式サイトはこちら。
Illustrator(有料)
説明不要、イラストの王道 Illustrator です。
月額2,728円掛かりますが、本格的に始めたい人にはオススメです。
Illustrator の強みは何と言っても、「そこまで触れるの?」といった設定の細かさや、かゆいところに手が届くカスタマイズの多さです。
初心者にはオススメしませんが、慣れてきたら挑戦してみてもいいかと思います。
絵のクオリティが一段階上がります。公式サイトはこちら。
以上がオススメのアプリ・ソフトです。
次の章では作ったイラストを NFT として販売する方法を紹介します。
NFTの販売方法
それでは作成したイラストを NFT アートとして販売してみましょう。
下記手順で進めます。
① ビットフライヤーに登録
② 入金&イーサリアム購入
③ メタマスク登録&送金
④ Openseaに登録
⑤ Openseaで出品
① ビットフライヤーに登録
まずはbitFlyer(ビットフライヤー)で口座開設をしましょう。
NFT の売買に必要なイーサリアムを購入するために必要です。
下記リンクからアクセスできます。
本人確認書類を提出し、審査が完了すれば取引できるようになります。
② イーサリアムを購入
登録が完了したら早速 NFT の売買に必要なイーサリアム(ETH)を購入しましょう。
イーサリアムを購入するには、まずビットフライヤーに日本円を入金する必要があります。
ホーム画面下の「入出金」→「入金」と進みます。
「銀行振り込み」「インターネットバンキング」「コンビニ入金」3種類の入金方法がありますが、オススメは「銀行振り込み」です。
銀行振込を選ぶと下記口座情報が表示されます。
これは、あなた専用のビットフライヤー口座になります。
ここに振り込むことでアプリ上に入金が反映されます。
NFT 購入・出品時にはガス代と呼ばれる手数料がかかります。
よってガス代として5,000円〜10,000円ほど余分に入金しておくことをオススメします。
入金の流れは下記で詳しく解説してます。
入金が済んだら早速イーサリアムを購入しましょう。
「販売所」→「イーサリアム(ETH/JPY)」→「買う」をクリックすれば購入できます。
購入方法は下記で詳しく解説してます。
③ メタマスクの登録 & 送金
次にメタマスクの登録をしましょう。
メタマスクとは「ネット上の財布」のようなもので、購入した仮想通貨を入れておくものです。
NFT 購入時にはメタマスクから支払いを行うので、先ほど購入したイーサリアムをメタマスク内に移動しておく必要があります。
簡単にできるので、下記記事を参考に登録&送金まで行って下さい。
④ Opensea に登録
次は Opensea の登録を行います。
Opensea とは NFT を売ってるマーケットのことで、NFT 版アマゾンと思ってもらえばOKです。
下記より Opensea にアクセスして下さい。
画面が開いたら①→②と進む。
下記画面が出てくるのでメタマスクを接続します。
その後、署名が要求されるので「署名」しましょう。承諾の意味です。
次は基本情報の入力を行います。
①→②と進み、基本情報を入力しましょう。
Username:自身のユーザー名を入力
Bio:プロフィール情報を入力(ここでは飛ばしてもOK)
Email Address:受信できるメールアドレスを入力
Links:TwitterやInstagram・保有サイトがあれば入力
Wallet Address:ここはメタマスクのアドレスが入力される
Profile Image:プロフィール画像を入れる(350×350)
Profile Banner:バナー画像を入れる(1400×400)
入力が済んだら画面下部の「save」をクリック。
OpenSeaからメールが届くので、「VERIFY MY EMAIL」をクリック。
下記画面が表示されたら完了です。
⑤ Opensea で出品
ここからは出品の流れを紹介します。
下記手順で行います。
① コレクションの作成
② 作品を投稿する
③ 作品の販売方式を決める
それではいきましょう。
まずは OpenSea を開いて下さい。
① コレクションの作成
まずはコレクションを作成します。
コレクションとは出品するNFTを管理できるフォルダです。例えば「ドット絵だけ出品するフォルダ」「花の絵だけ出品するフォルダ」と分けることができます。
NFTは世界観が大事ですので、内容ごとにフォルダ分けすることをオススメします。
上記写真の通り進み「Create collection」をクリックして下さい。
すると下記ページが表示されます。
とはいえ長いので、まずは下記の必須最低限事項だけ入力すればOKです。
・Logo image:ロゴ画像を入れる
・Name:コレクションの名前を入れる
・Description:コレクションの説明(できればでOK)
・Category:アート(Art)を選択
・Creator Earnings:ロイヤリティ設定(大体2.5くらい)
・Blockchain:特に何でもよければEthereumでOK
NameやDescriptionは英語で記入しましょう。なぜなら、英語マーケットのほうが大きいから。英語が苦手な人は「Deepl」という翻訳ツールを使えば簡単に作成できるので、どうぞ。無料です。
Creator Earningsの部分はロイヤリティの設定になります。二次流通以降も作者が手数料をもらえるというシステムです。
あなたの作品を買った誰かが、別の人に販売した場合に、その販売価格のパーセンテージ(上記で設定した数値)が手数料としてあなたに入ります。
ロイヤリティを入力する欄の下に、Your payout wallet addressという箇所がありますので、その部分はメタマスクのアドレスをコピペして下さい↓↓。
その他、必要事項の入力が終わりましたら一番下の「Create」をクリックして下さい。
これでコレクションの作成は完了です。
手順②:作品を投稿する
次は作品を投稿しましょう。先ほど作ったコレクションに販売する作品を登録するイメージです。
まずは右上の「Create」をクリックして下さい。
すると下記画面が表示されます。
下記を参考に入力して下さい。
・Name:作品の名前
・Description:作品の詳細(軽くでOK)
・Collection:先ほど作成したコレクションを選択
・Properties,Levels,Stats:(スルーでOK)
・Blockchain:特に何でもよければEthereum
・Freeze metadata:そのまま触らない
ここで入力した情報は後から変更可能ですので、気にせず入力していきましょう。
入力が完了したら一番下の「Create」を押しましょう。
下記画面が表示されたら完了です。
③ 作品の販売方式を決める
ここからは先ほど登録したアートに値段をつけていきます。
画面右上の「Sell(売る)」をクリックして下さい。
下記画面に切り替わります。
内容を入力していきましょう。
・Type:Fixed Price(固定金額)or Timed Auction(入札形式)
・Price:イーサリアムでの希望の販売金額を入力
・Duration:販売期間を入力
最初のうちはTypeは固定金額で販売し、慣れてきたら入札形式がいいと思います。
Priceはイーサリアムの単位で入力するので間違えないように(例:0.1ETH)
期間はとりあえず半年とかでOKです。
すべて入力ができたら「Conplete Listing」をクリック。
ここでガス代の支払いが必要です。
前に軽く説明していますが、ガス代とは手数料のことで、今回は$28.06(3,560円)かかります。
出品時にかかるのは最初の1回のみですので、次回からは無料で出品可能です。
「確認」をクリックするすると、次は「署名」を求められるので、これをクリックすることで連携したメタマスクから支払いが実行されます。
小ネタ
私が出品しようとした時は、「署名」の欄がブラックアウトしていてクリックすることができませんでした。通常は一番下までスクロールすればボタンが有効化され押せるはずなんですが。
その場合は署名ボタンの右上にある↓(矢印)をクリックしたらボタンが有効化されたので念の為共有しておきます。
無事、「署名」ボタンをクリックできて下記画面が表示されれば、出品完了です!!
きちんと出品されてるか確認する方法は、まず Prpfile をクリック。
Created をクリックすると、さっき作成したコレクションが表示されるのでクリック。
このように値段が表示されていれば、きちんと販売されてる証拠です。
NFT を売る為のコツ
ここからは NFT を売る為のコツを紹介します。
せっかく作った NFT なので売りたいですよね。そんな方のために抑えるべきポイントを紹介します。
・トレンドを抑える
・結局心を動かすかどうか
・初回出品は数を少なくし完売を目指す
・Twitter で発信する
・付加価値を提供する
トレンドを抑える
NFT にもトレンドが存在します。例えば、Crypto Punks が出た時はドット絵が流行り、今はCripto Ninjaのようなジェネラティブと呼ばれる10,000体単位のコレクションがトレンドです。
もちろん好きな絵を描いてもいいですが、利益重視でいくのであればトレンドを上手く取り入れることがポイントです。
トレンドを知るには Twitter の活用が一番です。下記アカウントをフォローしておくと最新情報をゲットしやすいです。
・@IHayato(イケハヤさん)
・@kanerinx(カネリンさん)
・@NftPinuts(miinさん)
結局心を動かすかどうか
もちろんトレンドは抑えるべきですが、結局「心が動かされるかどうか」というのも大事なポイントです。
英語で言えば「Cool」かどうかです。
その NFT を見た時に「カッコいい」「可愛い」「SNSのアイコンにしたい」と思わせることができれば、正直トレンドを抑えていなくても売れます。
例えば、下記 NFT は Azuki と呼ばれる海外の NFT ですが、安いもので 160万はします。これは「横向きのイラスト」というポジションを確立した最初の NFT で最高に Cool だということで世界中で売れまくっています。
このようにまだ出回っていないデザインを取り入れることも周りと差別化し、心を動かすポイントです。
初回出品は数を少なくし完売を目指す
初回出品は数を少なくし完売を目指しましょう。目安としては10~30枚程度が理想です。
これは「イメージ戦略」です。
例えば全く知らない NFT コレクションでも、「初回分は完売しました〜」と 聞いたら気になりますよね。
NFT を買う人の心の中は下記です。
・その NFT は cool かどうか
・買うことにメリットはあるか
・買って値上がりが期待できるか
なので「完売」という文字を目にすると注目を集めることができます。
「もし次回作があるのであればチェックしとこう」、「2次流通を見てみよう」となり購入に繋げることができます。
2次流通とは、NFT を購入した人が再度市場に売りに出すことです。
具体的な完売ツイートは下記イメージです。
「完売中、次回をお楽しみに」と書いてると気になりますよね。
これが Twitter を使ったイメージ戦略です。
Twitter で発信する
先ほどのイメージ戦略とちょっと被りますが、今回は販売を始めたばかりで多くの人に作品を認知してもらうために Twitter を活用しましょうという話です。
こんな感じで Twitter で紹介していきましょう。
記載する内容としては下記です。
・NFT画像
・販売プラットフォーム名(Opensea一択)
・販売価格(イーサリアム推奨)
・オススメポイント
そのツイートを見て、どんな作品で、どこで買えて、いくらで買えるという内容が伝わればOKです。
この点はいろんなツイートを見て勉強しましょう。
NFT画像を添付する際は Sample などの文字を入れるようにしましょう。中にはツイートの画像をそのまま勝手に使用する人もいるので。
保存されても金銭的な価値はゼロですが、あまりいい気分ではないですよね。
また Giveaway 企画と呼ばれるプレゼント企画もオススメです。
始めたばかりだとそこまで拡散力は見込めませんが、「無料で貰えるなら貰いたい」という層は結構いるので、その層にリツイートしてもらえればあなたの NFT を多くの人に知ってもらう機会を増やすことに繋がります。
Giveaway の方法は下記記事で紹介してます。
付加価値を提供する
最後に一番大事なことを紹介します。
それが「付加価値の提供」です。
NFT を売って終わり、ではなかなか売るのは難しいです。その NFT を買うことで「何かしら付加価値」があれば購入者を増やすことができます。
具体例を紹介します。
・次回作を優先的に購入できる権利付与
・購入者限定のコミュニティ、イベントがある
・売上は保護猫団体に寄付される
次回作を優先的に購入できる権利付与
初心者にオススメです。その名の通り次回作を優先的に購入できる権利を付与する方法です。
業界的にはWL(ホワイトリスト)と呼ばれますが、購入意欲を高めるには効果的です。
ただ前提としてあなたの作品が魅力的であり、次回作も欲しいと思われることが大事ですので、そこは頑張って良い作品を作りましょう。
購入者限定のコミュニティ、イベントがある
これは NFT を本業レベルでやっていきたい人向けにはなりますが、購入者限定コミュニティやイベントを企画すると購入者を増やすことができます。
ただかなりの時間と労力を要するので中級者以上向けです。
売上は保護猫団体に寄付される
売上を保護猫団体に寄付する。これはかなり特殊ですが、こういった社会問題の解決に貢献できるという付加価値も実際にあります。
下記、CatRescue というプロジェクトがあり、これは売上の50%を保護猫に寄付すると名言しているので、NFT を買いつつ社会問題の解決に貢献できるという付加価値を購入者に与えています。
付加価値に決まりは無いので、あなたなりの方法でOKです。
飲食店をしているのであれば、一回無料であったりとか、何かをサービスであったりとか、あなたなりの付加価値をつけていきましょう。
まとめ:NFT は買ってからスタート
NFT は買ってからがスタートです。
今回、「NFT を簡単に作る方法」という内容で紹介してきましたが、まずは買ってみることから始めましょう。
値段は安くてOK。数百円くらいの NFT でOKです。
そうすることで OpenSea の使い方も学べるし、どういった NFT がいくらで売られているかを知ることができ、購入者側の視点を学ぶことができます。
あと、一度購入まで経験していると出品の手順がすごく簡単に感じるはずです。
NFT はまだまだ発展途上です。現在日本で NFT を購入している人は10,000人程度(全国民の0.00008%)と言われているので、市場はまだまだ拡大します。
一緒に NFT を盛り上げていきましょう!!